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思いつき連載 VBA王子 ニューヨークへ行く #14

前回

vba-belle-equipe.hatenablog.com

登場人物

赤羽健太

主人公

王子友哉

赤羽の同期。営業のエース候補

川口瑞穂

赤羽の同期。広報課。

浮間船子

赤羽の先輩。

  • 甘いものが好き
  • 辛いものも好き
  • 食べ物は大体好き
蕨機絵

広報課第一係長。とても仕事ができる。

北浦和

おかっぱ頭。

#14

 赤羽は資料管理室に入るなり、北浦のおかっぱ頭に向けて言った。
「Option Explicitですね」
 北浦はふふんと笑った。「そうだ」
「他にどこかおかしかったですか?」
「いや、特に問題ない」
「だとしたら、50点は厳しくありませんか。変数の宣言自体はしてますし」
「お前な、変数の宣言の強制っていうのは、あれだぞ? あれみたいなもんなんだ」
「どれですか」
 北浦は腕を組んだ。
「えーと・・・信号、そう、信号みたいなもんだ。ドライバー同士が気をつけていれば事故は起きないかもしれないが・・・いや、違うな。えーと、ちょっと待って」
 赤羽は待った。
「あ、あれは? ・・・」
「・・・どれですか」
「違った」
 そうですか、と赤羽は言った。
「なんかない?」

 翌日、赤羽は再び資料管理室に向かった。
 北浦はチュッパチャップスをなめていた。
「答えは見つかったか?」
「え、何がですか」
「Option Explicitについてだ」
「あ、それですか。いえ・・・ていうか、自分が考えることになってましたっけ」
「そう、これが社会人必須スキル『なんとなく相手がやることになってた感を出すの術』だ」
「ネーミングセンス・・・」
「じゃあ、まあ、その件はもういいか?」
「もういいです。宣言の強制は一度つければいいわけですし、重要だっていうこともなんとなくわかりました」
「ドライだなあ」
「北浦さんのおかげです」
「じゃあ、昨日言っていたとおり、そろそろ実際に、簡単なマクロの修正をやってもらう」
 はい、と赤羽はうなずいた。
 
 消耗品購入マクロ。各課でExcelに入力された購入希望の一覧を総務でとりまとめて、業者に発注するために使われている。
 赤羽は昨日から、そのコードを見て、動きを確認するように言われていた。
 そのむかし、北浦が原型を作ったものらしい。FAXで送るために帳票を出力していた時代から、csv出力できるように機能追加されたものの、ほとんどそのまま生き残っている、のだそうだ。
 マクロの動きを知っている赤羽としては、コードを見て驚くことが多かった。
 まずは、その量。何のためにあるのかわからないプロシージャがいくつもある。頭が痛くなりそうだ。
 コードも、パッと見てわかる部分は少ない。日本語のコメントがついているから、その部分で何をしているかなんとなくわかる程度だ。
 コメントを頼りに見て行くと、どうしてこの部分がこれだけのコードで実行できているかわからなかったりもする。
 自分にできるのだろうか。赤羽は不安になった。
 とりあえず、教わったデバッグ実行をおそるおそる実行してみる。
「どうだ?」
「さっぱりわかりません」
「そうか。じゃあ、その調子で頑張れよ」
「いやいやいや」
「お前に教えることはもう何もない」
「いやいやいやいや」
「食パンの袋を止めるあのプラスチックのやつの名前くらいしか」
「・・・・・バック・クロ―ジャーのことですか?」
「な、なぜそれを!!」
 赤羽はモニターに視線を戻し、F8を押した。




- つづく -


ラーメンフェスティバル あんまり混んでなかった

今日さいたま新都心に行く機会がありまして、なんとなく人が集まっていたのですが、ラーメンフェスティバルというものをやっていたみたいです。

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平日の14時前くらいという時間があれなのか、そんなに混んでなかったです。


ビールフェスティバル

vba-belle-equipe.hatenablog.com

の時とは、全然違いました。



ちなみに新都心に行ったのは税務署の記帳説明会のためです。

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意外とかわいいです。

私のココナラ全記録

ココナラとは

直接会わずにちょっとした仕事をお願いしたり請け負ったり、というやりとりができるサービスです。
基本的に「500円という金額で自分ができること」を登録しておいて、依頼を受けて、ファイルをやりとりしたりする形です。

結果

登録してから約3か月での結果は以下のとおりです。
何も見なくても書けます。

サービス

問い合わせ: 2件
受注: 0件

リクエストボード

提案: 1件
受注: 0件

感想

よく頑張った。

解説

サービスとは自分が500円でできますということを登録しておくものです。
自分の場合は「マクロ作成のお手伝い(アドバイス)をします」的なものでした。

なぜサービス受注0件か

問い合わせで来たのはいずれも、「マクロ」という検索に引っかかった出品者に手当たり次第出しているのであろう「こういうマクロを作れるか」を訊いてくるもので、サービス内容とあっていなかった。

なぜマクロを作るサービスにしなかったのか

500円じゃ作れないから。

まあ、アドバイスなら知恵袋とかでもらえるからお金を払ってまで・・・という感じは自分でもします。

補足事項

  • 受注して納めた実績を(確か)3件以上積むと、500円以上のサービスも作れる
  • 手数料として、ココナラに契約額の30%がボッシュ―トされる(500円のサービスなら手取り350円)

リクエストボード?

「こんなん、これくらいの予算でやってくれる人いない?」「やるやる~」みたいな仕組み。
こちらも、成立すれば実績としてカウントされる。

提案したもの

「何人かで組み合わせを変えながら麻雀をやる時に、同じ人と当たらないように組み合わせを考えるマクロ」
というリクエスト。

ビビッと来たので、

  1. ランダムで何通りも組み合わせて同じ人とあたっているかチェックするマクロを試しに作成
  2. どの人も同じ人と2回以上やらない、というのは難しそうだったので、その辺含めてご提案
  3. 「すでに他の人にお願いしました」という返事をいただく

お試しのマクロに2~3時間かかったので、ちょっとレスポンスが遅かったですかね。
でもまあ、面白かったのでこれはこれでよかったです。

なぜ提案が1件か

面白そうなのがそれしかなかったから。

面白くなくても金額がある程度見合えばいいんですが、そういうものは実績のある方が速攻で提案されているので、新参者にはノーチャンスだと思いました。

ということで

なぜベストを尽くさないのか(by 上田次郎)
日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか


という感じでしたが、最終的にはリクエストボードを眺めて
「へーこんな要望があるのか」
「へーこんな案件に提案する人いるのか」
というのを眺めるだけの人になっていました。

で、まあそれも飽きたのでここらで一度区切りということで、今回この記事にまとめてみました。
(万が一のためにサービス自体は残す予定です)

おまけ

思い出に残るリクエストとしては
「簡単でいいので20人ほどの似顔絵を描いてください」(500円~1000円)
「簡単なAndroidアプリを作ってください」(1000円~5000円)
「新規で簡単な(会員登録もできる)Webシステムを作ってください」(5000円~10000円)
あたりですかね。*1

他にも面白いリクエストがゴロゴロあるので、おすすめです。


あ、ちなみに、似顔絵とか、本当にうまい人が500円~1000円あたりでサービスを出しているので、結構いいなと思いました。

ココナラは、仕事をお願いする側としてはなかなかいいサービスなのではないかと思います。

*1:文言はうろ覚えです

思いつき連載 VBA王子 ニューヨークへ行く #13

前回

vba-belle-equipe.hatenablog.com

登場人物

赤羽健太

主人公

王子友哉

赤羽の同期。営業のエース候補

川口瑞穂

赤羽の同期。広報課。

浮間船子

赤羽の先輩。

  • 甘いものが好き
  • 辛いものも好き
  • 食べ物は大体好き
蕨機絵

広報課第一係長。とても仕事ができる。

北浦和

おかっぱ頭。

#13

「あれ~、珍しい」
 聞いたことのある声に振り返ると、自動販売機の前に川口瑞穂が立っていた。
「よう、川口」
 なんでもない様子で普通に挨拶できる王子と、一気に全身がぎこちなくなる自分。差を痛感しながら、赤羽は軽く頭を下げた。「どうも」
「どうもどうも」言いながら、近づいてくる。
 四人テーブルで、斜めに向かい合って王子と自分が座っていて、ここに一人追加。距離的には自分の隣の席が近いが、どうだろうか。
 赤羽が右半身を緊張させていると、川口はある程度まで近づいて来て、立ったまま、ぷしゅと缶コーヒーを開けた。
「買い物?」
「うん、買い物」
「外、暑くなかった?」
「暑かったね~」
 自然に、自然に。赤羽は会話に入るきっかけを探す。
(今の時期にこんだけ暑いってことは、12月なったらどんだけ・・・)
 赤羽は自分の頭に浮かんだ台詞に寒気を感じ、少し体を震わせた。
 いやいやいや。それはない。
「ところで、仕事サボって何の話してたの?」
「いやいや。仕事の話だよ、な?」
「うん、そうそう」
「ケンタがプログラミングをマスターしたって話」
「えー、すごいじゃん」
「そんなわけ・・・」
 ジリリリリリリリリ―。
 川口の首から下がった社内用PHSに、三人の視線が集まる。
「おっと。係長だ。じゃ、またね」
 川口が去り、赤羽は、ふうと息を吐いた。
「慌ただしい奴だな・・・と、俺もか」王子はカバンの中から震えるスマホを取り出すと、じゃ、と言って立ち去った。
 赤羽は自分が携帯電話を持っていないことを目視とタッチで確認した後、ゆっくりと立ち上がった。
 
 次に会った時は、なんとか、川口さんに自分がVBAを教えるという話にできないだろうか。
「てゆうか、教えるほどになるまでにはどれくらい時間がかかるのだろうか」
 あ、もしくは、同期三人で飲み会というのはどうだろう?
「同期なんだから、いいでしょ。問題ない。何も不自然じゃない」
 自分から誘うのは無理だから、ここはぜひとも、王子に企画してもらおう。
「あいつは自然だからなあ」
 表情を七変化させながら自席に戻った赤羽は、もぐもぐと口を動かす浮間の姿を視界に捉え、一瞬足を止めた。
「次に王子様と飲むときに私を誘わなかったら、どうなるかわかってるわね?」
 とかなんとか、言われたような気がする。
 そっちを先に済ませたほうがいいかな、と少し考えた末、赤羽はいつものように結論を保留にした。
 軽く頭を振り、ファイルを開く。北浦に50点と評価された原因を突き止めなければならない。
 値をセットして、ボタンを押す。
「うーん、動くけどな」
 腕を組み、首をひねる。
「いや、そうか。ちゃんと動いてるって言ってくれたんだから・・・コードのほうか」
 ノートを開き、自分で書き留めた注意書きを確認する。
 それは、すぐに見つかった。
「そうかー、それか。いや、それだけか?」
 赤羽がぶつぶつ言っていると、「楽しそうね」斜め後ろから、低い声がした。
「あ、すいません。また、独り言いってましたね」
「いいのよ、べつに。そんなことより」
「な、なんですか」
 浮間の顔の圧迫感に、赤羽はのけぞりそうになる。
「王子クンと、いつになったら飲むのよ」
「あー、それですか」
 浮間はスゴみのある笑みを浮かべた。「そう、それよ」


- つづく -

100記事目なのでちょっとだけブログを振り返る

はじめに

ということで、1日1記事でやってきたこのブログもついに100記事めになりました。
めでたい・・・かはともかくとして、一応区切りなので振り返ってみます。

人気の記事

人気といってもあれですが、現時点での一番人気は
vba-belle-equipe.hatenablog.com
みたいです。

一時期なぜか
vba-belle-equipe.hatenablog.com
「why!?プログラミング」についてちょこっと書いただけの記事が一番人気で「なんのブログだっけ」感満載でしたが、その頃に比べればいいかなと。

アクセス

はじめてしばらくは10~20アクセス/日だったのが、20~30アクセスに微妙に伸びている感じです。
想定よりはだいぶ伸びは緩やかですが、まあ考えないようにします。

今後

すでにVBAの記事じゃないものがいっぱいありますが、今後はそれ系が増えて、なおかつ毎日更新じゃなくなると思います(宣言)。
今後ともよろしくお願いします。